看護教育と聞いて、どんな教育の内容を想像するでしょうか。看護と言えば、多くの人がケガや病気で入院した際、介助や治療のサポートをしてもらうことを思い浮かべるのではないでしょうか。また、患者とコミュニケーションを取り、不安を和らげることも看護の仕事といえると思います。
このように、看護師が担当するケアは幅広いため、看護学校のみで学ぶだけで身につくものではありません。現場に出た後での実務経験はもちろん、スタッフ同士のMTGや院内発表会、研修など、常時学ぶ必要があります。
そんな看護師の仕事は結構忙しく、スケジュール的にも規則正しい勤務ではありません。人の生き死にの現場に居合わせることも多く、責任ある大変な仕事です。そのため、学ぶ姿勢だけでなく、タフな精神と体力がなければ働き続けるのは難しいでしょう。
それだけ大変な職場であるからこそ、転職の際は教育体制が万全な職場を選ぶことが大切になってきます。教育もままならない現場に就いた場合、危ういミスが起きる原因になる上、結局人材が不足しているため自分に苦痛な労働として降り掛かってきます。そのため、教育体制や資格取得支援制度など、きちんとスタッフを育てる意欲が感じられる職場を選ぶのが賢明です。
一方、自分が数年現場に従事した頃になると、自身が教育をする側になります。新人教育をする上で特に大切なのが、ミスをそのままにせずブラッシュアップすることです。ミスを指摘するだけではなく、どうやったら防げるか、さらに良くできるかを考えることで、今後の在り方を変えていくことができます。